SYMPTOMATOLIGY
息切れ
息切れの症状を起こす病気の中に心不全があります。心不全は、「心臓が血液を循環させる働きが悪くなってしまう疾患」全てに対して診断される疾患で、心不全の原因にはいろいろなものがあります。階段を上ると息が切れる、途中で休まないとつらいという症状は、心不全が原因かもしれません。
心不全の原因は、心エコーの検査で心臓の動きや心臓の中の弁などを直接見て調べることによって診断が可能です。心不全の原因として、心筋梗塞や狭心症といった動脈硬化性疾患も知られています。
これらの疾患が疑われる場合には、冠状動脈という心臓を栄養する血管の状態を検査する必要があります。そのほか、肝臓や腎臓、肺の病気が原因で心不全を起こすこともあります。これらの疾患も採血や採尿の検査、画像診断で判断することが出来ます。
このように、息切れ症状は、一概にはどの病気が原因か分からないこともありますので、年のせいかな、とか運動不足かなと見過ごさずに、受診して検査を受けることをお勧めします。